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導入事例・インタビュー
取締役 岩崎龍彦 様
所在地:埼玉県鳩ヶ谷市 (現 埼玉県川口市)
5年間保存可能な常備用飲料水の最終除菌はオゾンで
飲料工場 除菌、水処理
――どんなことをされている会社でしょうか?
非常の備蓄用の保存水ですね。ペットボトルに詰めて保存して、5年間は無菌状態で飲める水を保証しています。
官公庁や大企業などがお客様として多く、生命保険会社などが何万本も買っていったりします。同業の会社さんでホームセンターなどで売っているものもあったりしますが、うちは5年間の保証期間をなるべく長くお客さんの元で過ごしてほしいという考えから、基本的には受注生産で、ホームセンターなどには販売していません。
また、全然違う分野ですが自衛隊向けに長期保存が利くパック弁当なども販売しています。これは1-3年くらい持ちます。最近は秋葉原などで保存用弁当を売り出したんですが、これがものすごく売れます。生産が追いつかなくて困っています (笑)。
――オゾン発生器はどのようなことに使われているのでしょうか?
水の除菌ですね。うちではRO膜 (逆浸透膜) という特殊な膜でカビやミネラルなどを取った後にさらに蒸留して、その後オゾンで最終的な除菌を行っています。オゾン水のままペットボトルにパッキングするので完全に除菌がされ、5年間持つようになるわけです。
あと、オゾンを加えることで溶けている酸素量が増えるという副産物的な効果もあります。うちの考えでは、酸素が多いとどうも飲んだときに甘く感じる傾向があるようです。面白いことにアンケートを取ると女性の方が甘いと感じやすいみたいです。
湧き水というのは皆さん美味しく感じられますが、溶存酸素量DOが8~9程度です。ところが水道水は3~4。だから湧き水は美味しく感じられるのではないかというのが一つの考えです。
世間では一般的にミネラルウォーターが美味しいと言われていますが、果してミネラルウォーターの何が美味しく感じられるのかと聞くとミネラルだという。でも実は全くの純水を作って、そこにミネラルウォーターと同量のミネラルを添加するとあまり美味しくないんです。
ということはどうも水の美味しさというのはミネラルだけによって決まるものではないようです。うちではそれを水のクラスターの細かさ――これは測るのが難しいようですが――と酸素の含有量によって決まるのではないかと考えています。
――弊社のオゾン発生器を選んだ理由は何ですか?
僕がインターネットで探しました。元々アメリカ製のオゾン発生器を使っていました。その会社が3人しかいない技術者が世界各国を飛び回って機械のメンテナンスを行っているんです (笑)。一度壊れると直すのに数十万円取られます。
そこで、それが壊れたのでインターネットで調べたら、すぐに (エコデザインの) 社長が来てくれて、色々やっていたら上手くいきました。
――弊社のオゾン発生器を使っていて良かったことは何ですか?
非常にコンパクトでオゾンの発生量が多いことですね。恐らく価格も安いんだろうと思うけど、電話をしてみたらすぐに社長が来てくれて懇切丁寧に教えてくれたので他を当たる気がなくなっちゃった (笑)。比較していないので高いか安いか分かりません。お蔭様で何かあったときに代替機を送ってくれたりとか対応が早い。それが一番助かっていますね。
――どうもありがとうございました。
使い方の詳細
- (1) RO膜を使った装置で余分なカビやミネラルを除去し、さらに蒸留する。
- (2) 濾過された水がタンクに貯められる。
- (3) エジェクタ方式によりオゾンガスが水と混合される。この後、クリーンルームにて充填される。
- (4) 完成した水。美味しいです!
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産業用空冷式オゾン発生器 ファボゾン5 FOG-AC5G
オゾン発生量5g/h。コンパクト、空冷式でありながら放電部の冷却効率の安定性に優れます。
インタビュアーのひとこと
インタビュアー
長倉正弥
水について大変情熱的に語ってくださり、面白かったです。
保存用の水ということで、8年以上ペットボトルで保存した水(賞味期限は5年)というのを飲ませてくださるというので恐る恐る飲んでみたのですが、確かに飲むことができました。その後お腹も壊していないので確かに大丈夫なんだと思います。
あと、自衛隊向けの保存食というのを食べさせてくださいました。2年も保存でき、 現場で水を入れるだけで温められる優れモノですが、これが意外や意外、大変美味しかったです。下手なコンビニの弁当より美味しいと思います。秋葉原で売れに売れているというのも頷けました。
インタビューをさせていただいた取締役の岩崎さんは大変お洒落でハンサムなナイスミドルですが、写真は勘弁してくれとのことで、近くにいた美人事務員の吉崎さんから顔写真を頂戴しました。吉崎さんありがとうございました。
インタビュー内容は取材当時のものです。所属、業務内容などは現在では変更となっている場合があります。