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導入事例・インタビュー
代表取締役 大槻裕一郎 様
所在地:千葉県成田市
マグロの大腸菌群洗浄にオゾンマイクロバブル水を活用
食品工場 鮮度保持、薬液代替、除菌、脱臭、食品工場、オゾン水
――御社の業務内容を教えてください。
弊社は成田市の市場内にある工場で、生マグロ等、水産食料品の解体・加工をしています。生のマグロをサク、中落ちに加工して、パック詰め作業をしております。関東、東北などの市場に、全て生で出荷しています。
――オゾン水生成装置はどのような使い方をされていますか?
資材室に設置したオゾン水生成装置から供給されるオゾンマイクロバブル水を、塩ビ管を通して加工場内4か所に配管しています。
生マグロの表面にオゾンマイクロバブル水をかけ流しながら丸ごと擦り洗いをするほか、タンクに溜めた水にまな板などの調理器具を浸して、殺菌に使用しております。
――効果のほどは感じられますか?
毎週、マグロの菌検査をするのですが、大腸菌群も一般生菌も検出されたことがありません。仮に検出されたとしても、基準内に収まっております。
サンプル用に送る検体にオゾンマイクロバブル水を10秒かけるだけで、菌数はほぼ0に近くなります。さらに、魚自体の臭いも抑えられ、色や鮮度の劣化も抑えられています。
――弊社オゾン水生成装置の良かった点はございますか?
正直、他にも殺菌方法はありますよね。塩素とか。ただ、やはりそういった薬剤を使用すると洗い流しの処理が必要になってしまい手間もかかりますし、水道代や人件費などのコストも上がってしまいます。その手間がなくなったのが、一番大きいですね。
さらに、ORP計 (酸化還元電位計) という、数値で見える形で殺菌効果 (酸化力) を確認しながらオゾンマイクロバブル水を使用できるのが良いです。
最初に使い方を丁寧にアドバイスしていただけましたし、故障時にもすぐにご対応いただけるので助かります。
――エコデザインのオゾン水生成装置を使ってみて、改善してほしい点などはございますか?
特に不便性はありません。
しいて言うのであれば、4か所で同時にオゾンマイクロバブル水を使用すると、どうしても流量が少なくなってしまうことですね。あと、時期によっては、ポンプの水を溜めているタンク周りに結露が見られるので、改良してほしい。置く部屋の環境にもよりますが。
――なるほど、今後とも改善に努めます。どうもありがとうございました。
使い方の詳細
- (A) 装置の全体図。
- (B) 電位計でオゾンマイクロバブル水の酸化還元電位を管理している。
- (C) 配管の様子が見える。適正管理電位以上に達したことを電位計で確認してから、オゾンマイクロバブル水を使用する。
- (D) 水道の蛇口のように、オゾン水を使用しない間はコックを閉じておく。
- (E) 廃棄マグロの臭いも軽減されたという。
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産業用ラジエータ冷却式オゾン発生器 ファボゾン15/40 FOG-RCシリーズ
外部冷却水が不要でありながら、オゾン発生量は15g/hと40g/h。高耐久性、濃度の安定性に優れます。現場でのオゾン利用の利便を考えた設計です。
インタビュアーのひとこと
インタビュアー
石坂健児
築地など、誰もが知る有名な卸市場へ、生のままマグロを出荷できるだけの鮮度を誇っているのが、素晴らしいです。
よほどの緻密な品質管理計画があってこそ実現できている付加価値となっているのではないでしょうか。オゾンマイクロバブル水が、その一助となっていることが大変嬉しいですね。
インタビュー内容は取材当時のものです。所属、業務内容などは現在では変更となっている場合があります。