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導入事例・インタビュー
塚本栄司 様
所在地:茨城県常総市 (本部:株式会社サニクリーン 東京都港区)
HACCP対応ボトルドウォーターの殺菌にオゾン
インタビュー日:2018年6月29日
除菌飲料工場 除菌、除菌脱臭
――業務内容を教えてください。
ウォーターサーバ用の蒸留飲料水 (ボトルドウォーター) の製造、販売です。
蒸留装置
――オゾンをどのようなことに使われているのでしょうか?
生成蒸留水の殺菌です。水の殺菌にはUVや薬液など様々な方法がありますが、その中でオゾンを用いている理由としては、短時間で有効性が高いからです。
もともと、創業当初からアメリカ製のオゾン発生器を用いておりましたが、途中からエコデザイン製に切り替えました。
蒸留水充填タンク
――当社のオゾン発生器をご購入いただいた理由は何でしょうか?
2020年に東京オリンピックがあり、それに向けて食品製造業にHACCPを義務化するため国が動いています。それに合わせてエコデザインのオゾン発生器を導入し、県のHACCP (いばらきハサップ) の認定を貰いました。
選んだ理由としては、商社さんに紹介していただいた数社の中で、エコデザインが良かったので選びました。
ボトルドウォーター
――当社のオゾン発生器を購入して良かった点は何でしょうか?
要望に対して丁寧に答えてアドバイスをくれたこと。アメリカ製のものについても、分からないなりに考えてアドバイスをくれました。
――それでは、当社のオゾン発生器を購入して、改善してほしいと思われた点は何でしょうか?
色々と要望を出した際に回答がなかなかかえってこない。催促する前に回答が欲しいです。
――申し訳ありませんでした。今後、より一層努力してまいります。最後に、御社のお仕事のやりがいは何でしょうか?
蒸留水という特殊な水を売っています。これは日本では珍しく、生成する機械を探すだけでも苦労しました。
アメリカでは、飲料水として“浄水器”を通した水を「GOOD (グッド)」、“RO膜ろ過”をした水を「BETTER (ベター)」、そして“蒸留製法”の水は最高クラスの「BEST (ベスト)」評価を与えます。不純物を徹底的に取り除いたこの「ベストウォーター」をおいしく笑顔で飲んでいただけることが一番のやりがいです。
――どうもありがとうございました。
使い方の詳細
装置:
- (A) 「オゾン室」
- (B) 酸素発生器 (左側)、オゾン発生器 (右側下)、制御盤 (右側上)
- (C) 混合装置
- (D) オゾン水濃度モニタ
手順:
- (1) 「オゾン室」に装置一式が収納されている。
- (2) 酸素発生器で酸素を発生し、オゾン発生器でオゾン化させる。制御盤でオゾン濃度をフィードバック制御、データ記録、警報発令している。
- (3) 発生させたオゾンガスを混合装置で混ぜ込む。混合装置はアメリカ製のものを用いている。
- (4) オゾンガスが混合され、オゾン水となった水のオゾン水濃度をオゾン水濃度モニタで測定する。測定されたデータはアナログ信号で、制御盤に送られ、フィードバック制御、データ記録、警報発令に用いられている。
使用機種の詳細はこちらから
産業用ラジエータ冷却式オゾン発生器 ファボゾン15/40 FOG-RCシリーズ
外部冷却水が不要でありながら、オゾン発生量は15g/hと40g/h。高耐久性、濃度の安定性に優れます。現場でのオゾン利用の利便を考えた設計です。
インタビュアーのひとこと
インタビュアー
長倉正弥
オゾンを用いた殺菌にてHACCP認定を受けておられます。オゾンは水中に混ざり込んである程度の時間は殺菌効果が持続する点、水中の隅々まで広がる点、濃度を数値管理できる点などから、特にHACCP対応の水の殺菌システムとしては優れているのではないかと思います。
WAMSさんには当初アメリカ製のシステムが導入されていましたが、メンテの難しさなどの理由により、当社製の製品に置き換えていただきました。導入にあたってはアメリカ製の旧システムを拝見し、大変勉強になりました。ありがとうございました。
インタビュー内容は取材当時のものです。所属、業務内容などは現在では変更となっている場合があります。