研究者・工場向けオゾン装置メーカーのエコデザイン株式会社。オゾンを現場で安全かつ効果的に使用する方法をアドバイスします。
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KI法による気相中のオゾン濃度測定法の原理を元に、水中のオゾン量を測定します。
下記(1)~(5)の手順で測定します。
KIを入れたビーカー等の容器にオゾン水を入れます。
すると、KIからヨウ素が遊離して黄色く着色します。
着色した水をメスシリンダーで200cc量り取って、新しいビーカー等の容器に移します。
そこにクエン酸をスポイトで5cc ほど加えます。
ビーカーに入れた着色した水にデンプン水溶液を入れると、デンプンとヨウ素が反応して紫色に着色します。
デンプン水溶液はデンプンをお湯で溶かして作ります。
ビュレットに入れた0.01 規定チオ硫酸ナトリウムを、紫色に着色した水によくかき混ぜながら滴下させます。
するとヨウ素とチオ硫酸ナトリウムが反応して、色が消えていきます。
色が完全に消えるまでに滴下させたチオ硫酸ナトリウムの量から、オゾン水濃度が算定できます。
[オゾン水濃度(ppm)]=[滴下チオ硫酸ナトリウム(cc)]*0.24(mg)/0.2(l)
例えば、5cc のチオ硫酸ナトリウムを滴下して、色が消えた場合は、下記の式となります。
[オゾン水濃度]=5*0.24/0.2=6(ppm)