研究者・工場向けオゾン装置メーカーのエコデザイン株式会社。オゾンを現場で安全かつ効果的に使用する方法をアドバイスします。
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オゾンは室温で気体で融点は-193℃,沸点は-112℃です。
オゾン含有気体を、液体窒素で外部を冷却した半透明のテフロン(R)配管に通じると、オゾンが紫色の固体として壁面に固着します。
その配管を液体窒素から取出して室温に放置すると、壁面に固着した固体オゾンは速やかに濃い青色の液体となり、ついで青みがかった気体となります。(ただし濃い気体状オゾンは1.(1)化学的性質で述べたように爆発性があり、1g程度でも、大音響とともに容器を破壊するような爆発を起こすことがありますので、このような実験には細心の注意を要します)
オゾンは赤外から紫外まで多くの光吸収帯を持ちます。
特に紫外線領域の254nmに非常に強い光吸収係数を持ち、オゾン測定に利用されてます。
オゾンの物理的性質を下表に示します。
項目 | 値 | 単位 |
分子量 | 48 | - |
沸点(大気圧) | -111.9±0.3 | ℃ |
融点(大気圧) | -192.7±0.2 | ℃ |
臨界温度 | -12.1 | ℃ |
臨界圧力 | 5.57 | MPa |
臨界密度 | 540 | kg/m3 |
気体密度(0℃,大気圧) | 2.144 | kg/Nm3 |
液体密度(-183℃) | 1573 | kg/m3 |
表面張力(-183℃) | 38.4±0.7×10-3 | N/m |
定圧比熱Cp | 39.2 | J/mol・K |
粘性率(-183℃) | 1.57±0.02×10-3 | Pa?・s |
蒸発熱(-112℃) | 10.9 | kJ/mol |
融解熱 | 2.1±0.1 | kJ/mol |
標準生成熱?Hf0 | 142.7 | kJ/mol |
イオン化ポテンシャル | 12.3 | eV |
電子親和力 | 1.02 | eV |
酸化ポテンシャル | 2.07 | V |