6. オゾンの安全性

(2)オゾンの爆発性

無声放電で発生するようなオゾン濃度では爆発の危険は殆どありませんが、冷凍濃縮等により高濃度にされたオゾンは条件により爆発します。

高濃度であっても高純度のオゾンでは爆発はないという試験結果があります。

酸素気体中のオゾンは不純物のある場合何らかの起爆作用(スパークによる点火、紫外光の照射等)により次の現象が生じるとする試験結果があります。

酸素中のオゾンの場合濃度が20.5重量%以下では爆発せず、反応の持続性もありません。

20.5~48%では一度反応が始まると持続しますが爆発には到りません。

48%以上のオゾンは爆発の可能性があります。

なお、活性炭に乾燥空気原料のオゾン濃度1.5%程度のオゾンを直接長時間通過させた後に爆発した事があります。

このような爆発は空気原料中のオゾンガスに含まれる少量の窒素酸化物が原因として指摘されてます。

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