5. オゾン除去方法

(2)触媒法

オゾンガスを二酸化マンガン、酸化ニッケル等の触媒を充填した充填層に通過させる事で、オゾンを除去する方法が実用されてます。

ハニカム状のアルミニウムに触媒を添着した製品も市販されてます。

微量のオゾンを除去するのは室温でも可能で、大型のコピー機内で発生するオゾンはハニカム状の触媒で除去している例があります。

比較的高濃度のオゾンに対する除去性能を確保するためには加熱が必要で、二酸化マンガンは40~50℃、酸化ニッケルは120~150℃程度で使用されている例があります。

また、酸化ニッケルは硫化水素による性能劣化が著しく、一方二酸化マンガンは特定化学物質に指定されており、取り扱いに注意が必要です。

いずれも、永久に使えるわけでなく、長期使用の場合は交換が必要です。

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